こち亀 こちら葛飾区亀有公園前派出所 171巻
H21年、34号ごろの少年ジャンプに掲載。
<ジャンル内訳>
・人情もの (7)未来に継ぐ者
・流行ネタ (3)仏像ブーム、(4)アナログじゃんけん、(6)生きてる地球さん
(1)スイーツマカロンの巻
警察署内で、手作りのスイーツを販売する麗子たち。女性がつくったスイーツは、男性警官の受けもいい。その様子を見た両津は、儲かると考えコロッケパンを販売する。しかし、両津が販売するパンの種類は、コロッケパンのみの1種であるので、すぐに飽きられる。 そこで、好きな具をはさむランチパック形式にしたら、警官たちの購買意欲をそそった。
しかし、麗子達もおいしそうとまねし出す。 まねされるのを嫌う両津。 また、新しい商品として、米とパン粉を組み合わせて、お寿司を作る。 なお、すしのネタは、神田寿司からパクっていた。
(2)副業人生の巻
公務員は、副業アルバイトのたぐいは禁止されているが、両津は、気にせずに副業、副収入に励む。ある日スーパーで、実演販売しているところを大原部長に見つかる。
そこで、多くの人前にでないプラモ作成指導の家庭教師をする。 生徒は、子供のいる金持ちのおじさんである。 しかし、家庭教師先の生徒は、手先が器用でなく、結局両津が割増料金でプラモを作る羽目になる。
もっと楽でいいバイトを探す両津。
そこで、グアムのガイドのバイトをするが、なんとそこでも大原部長に見つかってしまう。
(3)仏像ブーム
仏像ブームに乗っかり、金儲けをする両津。 金の亡者である両津が作る仏像には魂が入っていない。しかし、金儲けが好きな両津は、新たな仏像を作り始める。 つまりアニメのジャンル、キャラクターやモビルスーツをモチーフにした仏像を考え出す。
(4)アナログじゃんけん
不況により景気が悪い商店街の店主たちは、両津に相談し、どうやれば、商店街にお客が来てくれるのか検討する。 今回は、アナログテレビからデジタルテレビのわかりやすい解説がある。商店街が活性化するには、商店街で使用できる商店街紙幣を作り、割引感でお客を呼び寄せる方法を採用した。
さらに、エコポイントが100点以上持っている人に限り、じゃんけんをして勝てばただにするサービスもはじめ、より活況となった。
(5)ピアノ2重奏の巻
孫のピアノの教室の送迎につきあう大原部長。 ピアノ教室の先生が美人で、大原部長もピアノ教室に通う。
中川と麗子がピアノ2重奏の演奏をすることになり、両津と大原部長の二人もピアノ2重奏の練習を始める。
演奏会当日、予想以上の立派な会場の雰囲気に緊張しまくりの大原部長。
緊張しすぎて、大原部長はパニックになり、演奏ができない。 いらいろして、けんかを始める両津と大原部長。
(6)生きてる地球さん
人工衛星などの情報をもとにして、リアルタイム現在の地球環境をシミュレーションする地球儀を秘密裏に開発した中川の会社。 さらに、地球儀は、過去、未来の地球の気温等の予想を立てることができる。 予想がつけば、作物や災害の発生を予測できて、企業としての戦略を立てやすい。
金儲けができるとにらんだ両津は、言葉巧みに中川をだまし、秘密の地球儀を展覧会に出展させる。
だまされたとようやく認識した中川は、地球儀の出展をやめるよう部下に指示した。 中止を知った両津は、地球儀のスイッチを停止させようとしたそのときに、操作レバーを強引にさわってしまった。
制御を失った地球儀は、台座から転げ落ちて、観覧車に刺さってしまった。
(7)未来に継ぐ者
竹かごなどを作っていた竹屋さん。 中国から安い竹かごが輸入されるようになり、時代の流れで、商売が成り立たなくなってしまった。
その折、竹屋さんの家は、地域の開発の一部に面している理由から、企業の土地買収の話が来ていた。
いったんは、土地の買収を断っていた。 ところが、竹屋さんの主人が、足をけがしてしまった。年も年であるし、店をしめる頃合いと思った竹屋さんは、企業に土地を売ることを決めた。
竹屋さんには、一人息子がいた。 しかし、竹屋さんの主人と息子は対立していた。
息子は、この企業の土地の買収に関わっていた。 企業の担当者が、土地買収の手続きで竹屋さんに訪問していたとき、息子がやってきてこの土地の買収を中止させた。
そして、会社を辞めて、戻る決意を固めた。
(8)すれ違い奮闘記
孫に頼まれて、DSのドラゴンクエストをプレイすることになった大原部長。
しかし、大原部長は、ゲームのことなど全くわからないし、ドラゴンクエストのすれちがい通信も知らない。
そこで、両津に聞いて、ドラクエを始める。
しかし、大原部長の住んでいる地域は、ド田舎であり、ドラクエをする人がいない。
そこで、人の多くいてドラクエのすれちがい通信をするたまり場へ向かう。 そこで、すれちがい通信を利用したスナックのママの勧誘の罠にかかる。
(9)根画手部再登場
神経質で、ネガティブで、地震が怖い巡査、根画手部。
以前、両津によって明るくなったが、またネガティブになってしまった。 署長からもう一度、明るくなるように指導を頼まれる。 根画手部に会う両津。
今の根画手部は、地震が怖い。 そして、30年の間に、マグニチュード8クラスの地震が80%の確率で発生すると信じている。 両津は、どこのだれが、そんな計算したんだ。意味がわからんと一蹴する。
火事や地震に対する備えは万全のつもりだった根画手部だったが、火災保険に地震が適用されないことを知る。 そして、地震保険にはいることにしたら、明るくなった。
ところが、世界には、2万発以上の核兵器を各国が保有している情報を入手し、またネガティブになってしまった。
以上
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